Column

2021-07-25 19:04:00

妻がアンティーク&カントリー好き

階段と人生100年時代

もともと当社は公共物件の工事や
マンションの下請け工事をしていた会社です。
確かに受注としては安定していたのですが、
「やりがい」というところに疑問を感じて、
戸建住宅の仕事に父の代から取り組みはじめました。
当時はシンプルモダンの鉄筋コンクリート(RC)造りの
家を造っていて、自分の自宅もRC造りで建てました。
仕事で建てる家はそんなテイストだったのですが、
プライベートは正反対。
もともと妻はアンティーク雑貨やカントリー家具好きでして、
だからよく一緒に雑貨屋さん巡りに行ったものです。
名古屋や瀬戸の方にも足をのばして。
そんなきっかけもあり、雑貨やアンティークに魅力を感じ、
自宅のダイニングテーブルを
アンティークのミシン台を加工して作ったり。
家はシンプルモダンですが、そのお部屋の中に
雑貨やグリーンなどを少しずつ増やして
インテリアを夫婦で楽しんでいたのですが、
つくるお家は相変わらずシンプルモダンのお家でした。

そんなある時かわいい家を作ってほしいと
あるお客様から頂きました。
そしてアンティーク雑貨やステンドグラスが似合うような
無垢の木や漆喰などの自然素材をふんだんに使った家を
つくらせていただきました。
実はその工事中、私は大きな気付きを得たのです。
「今まで建ててきた家に比べてとても心地良くて、
 そのおうちは長くそこに居ても全く疲れることがない。」
私は自分の感じたこの感覚を大切にしたいと思いました。
そしてせっかく家をつくらせていただけるのであれば
「感覚的に好きだと思えたり、しっくり感じる。」
そんな家づくりをしていきたいと思いました。
そして今もこのスタイルでの家づくりを楽しんでいます。
私のこんなわがままを許してくださる
お客様への感謝の気持ちは忘れずに。